クリスマスは徳島の橋本先生の御山へ。
先日、先生は奥様の延子さんとご夫婦で内閣総理大臣賞を受賞されました。
夏は川で観光業、冬は山で林業をする私たち夫婦にとって、まさに目指すべき存在の方々です。
と、前置きはさておき。
今回の目的はもちろん研修!バッチリ勉強させて頂きました。
3年ほど前にも見学に行かせてもらったことがあるのですが、その頃は全く林業も本格的に始めておらず何がすごいのかわからずじまいでした。
ただ、今回は違います。
作業道を自分自身でもつけてきたので、まだまだの実力ですが作業道を見て何となくわかるようになってきました。
まず、橋本先生の山へ着くと家族総出で迎えてくださりました。
本当にありがたいことです。
そして、いざ山へ。
何と言っても山へのアクセス。
ご自宅のすぐ裏が山なので、遊歩道もある。
延子さんと息子の忠久さんが先導してくれて、みんなで歩きました。この時点で、山の樹種の多様性がものすごい。
遊歩道と作業道はつながっていて、作業道に出ると実際に軽トラがスイスイと急傾斜を上がっていく。
そして、水切りの作り方が一番最初に目につきました。
山の作業道はやはり排水が命。
特に四国の山は台風が幾度と襲来するので、しっかりとした排水処理をしておかないと道が崩れてしまう。
それほど、水というものは凄まじい。
だからこそ、水の流れを自然に流れるように誘導する水の流れる道を作る。
さらに、驚いたのが軽トラが通っても少し車が持ち上がるだけで支障なく車が進む。
ここがすごい!!
私たちが作った排水のための水切りは形こそ似ているものの、似て非なるものです。
排水はそこそこできるが、車が通るとすごい勢いで上下し、怖い。
ひどいやつだと”ガシャン”と音がするくらい衝撃が走る箇所もありました。
そこで、先生の作った水切りを見てみると、確かに教えてくださった通り、小皿のようになっており。
そして、徐々に上に向いて上がっていく道でした。このわずかな傾斜をつけることが、どうやら水切りのミソの様です。
それがわかっただけでも大収穫!