ザリガニとヒーロー。
ユウタのページをご覧いただきありがとうございます。
とっても物好きですね(笑)
拙い文章力ですので恐縮の限りでございますが、僕の想いをこの場を借りて綴ろうと思います。
僕は四万十市(旧中村市)で生まれ育ちました。
小さい頃はザリガニ捕りが日課。
毎日、泥だらけになっていたので、母にはとっても大変だったと今でも言われます。
ザリガニは釣るというのが一般的ですが、僕達は自分たちの指を餌に痛い思いをしながら巣穴へと腕を肩まで捻じ込み捕るというスタイルでした(笑)
もちろん、挟まれば激痛が走ります。
でも、痛みが強ければ強いほど大物なので、大物をとることを友達と競い合っていました。
子供ながらに馬鹿だったなと思います。
そんな僕にもヒーローがいました。
大学卒業後、就職にあぶれていた職探しをしていた矢先。
叔父から連絡が入り、カヌーガイドの職員募集の情報が入り、面接へ。
全てが初めてで最初は失敗や学ぶことだらけでした。
上司や先輩ガイド、周辺のカヌー施設に修行に行く日々、少しずつできることが増えてくると、自信もつきガイド業が大好きに!
実は、カヌーガイドになった当初は小学校の教員を目指していて働きながら資格を取りました。
でも、次第に自分の中でカヌーガイドを続けて行く内に、この仕事を続けて行きたいと思うようになり一層仕事に身が入り始めました。
カヌーガイドを初めて数年が経ち、責任のある仕事をたくさん任されるようになって事務局長になり色々と考えるようになりました。
年々、悪化する四万十川の現状を肌で感じ、根幹の四万十川の現状を維持・改善する必要があると考えました。
そのためにどうすれば良いのか?
川の原点は山であり、山が良くなれば川が良くなる。
そして、海も良くなる。このどれかが欠けてしまうとサイクルは成り立ちません。
シンプルですが、とても大事なことだと気付きました。
四万十川が良くなるならやってみたいと思うようになり、少しずつ山にも入り始めました。
山に入り、四万十川の悪化の原因が少しずつ分かってきました。
まず、山から材を搬出するための作業道。
この道を補助金目当てで大きな作業道を作れば路肩や法面が崩壊し、地滑りや山からの土砂が大量に川へと流入するとう言う結果を残していました。
次に皆伐(かいばつ)。
字の通り、山の木を全て伐採してしまう作業のことです。
ただし、部分皆伐など皆伐が必要な現場もあります。皆伐するとどうなってしまうのか?
まず、過度の皆伐をするとそれまで木々が防いでくれていた山肌が露出し風雨が山へ直撃します。すると、木々がおおい茂ることで持っていた土壌が水分を含み、支えきれなくなると山の崩壊が起こり、小さな小川や沢などは土砂で埋没してしまう可能性が高くなります。
他にも要因はたくさんありますが、この2つの作業の仕方が川を土砂や砂で覆う大きな原因の一つではないかと考えるようになりました。
カヌーガイドが大好き。
でも、四万十川はもっと好き。
四万十川があるからこそ自分たちは生活が出来ています。
この生業(なりわい)を続けていくために根幹の四万十川の現状を維持・改善する必要があると考えました。
そのためにどうすれば良いのか?最終的に山へと行き着きました。タイミングも良く、様々な林業家にも出会うことが出来ました。
川の原点は山であり、山が良くなれば川が良くなる。
シンプルですが、とても大事なことです。
また、こんな素晴らしい体験を提供している四万十川にどうにかして恩を返したいとも考えていたので、四万十川が良くなるならやってみたいと思うようになり、少しずつ山にも入り始めました。
山に入り、四万十川の悪化の原因が分かってきました。
まず、山から材を搬出するための作業道。
この道が崩れ山からの土砂が大量に川へと流出していました。次に皆伐(かいばつ)。
字の通り、山の木を全て伐採してしまう作業のことです。
そうすることによって山肌が露出し風雨で山が崩れ、小川などは埋没してしまうということです。
他にも要因はたくさんありますが、この2つの作業の仕方が川を土砂や砂で覆う大きな原因の一つではないかと考えるようになりました。
先にも述べたように川は山から出来ていて、川の状態は山次第。
そこで四万十川を保全し、かつ冬の仕事の確保出来るということもあり、夏は四万十川で観光業、そして、冬は四万十川の山で林業という二足の草鞋を夫婦2人で履いて、この生業をしていくことを決めました。
川と共に生きていく決心をした私たち夫婦は屋号をwithRIVER(ウィズリバー)に決めました。
四万十川のために何が出来るか?
とりあえず、微力ながらも冬は山に入り森林を整備するということから始めてみました。
始めたといっても、withRIVERができる前からなので林業を始めてあっという間の年月が経っていました。